カテゴリ:家相について( 1 )
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家相について・・・。
今回のハグホームブログの内容は、家相学について簡単にまとめてみました。

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家相とは、先人の知恵を絞って出来上がったもので、それは昔の考えである。
現代の住宅では、断熱性能や換気設備、窓ガラスの性能など昔では考えられないほど良くなっています。
日本古来(江戸時代)の家相の考え方は、現代の住宅においてどこまで通用するのでしょうか?

家相は、方位によって風の流れや陽の当り方など、自然のエネルギーとどのように付き合うのが良い家なのかを考えて作られています。

ですから、それぞれの考え方は的を得ているものが多く、「家相は古い」と切り捨てずにその考え方をきちんと理解する事は無駄ではありません。

ですが、家相が全てといった家造りでは、住みやすい(居心地良い)家につながるとは限りません。
やはり、家相は現代の住宅性能で補える部分が多く、もっと他の事を優先して間取りをつくるべきと考えるからです。

家相は基本的に、住宅設備や機械に頼らず生きていくための工夫で、夏の暑い日ざしを遮りながら涼風を取り込む。 また、冬の寒い時期に日差しを目一杯取り込みたい。台所は日差しを避け、汚水は換気が上手く出来るところに配置する。

例えば、「鬼門(北東)の方位にトイレはよくない」と家相ではよく言われますが、これは当時の住環境を考えれば、至極当然だといえるかもしれません。昔のトイレはほとんどが汲み取りの上に、現代と違ってかなり不衛生でもありました。

それを北東に持ってくると、冬は必ず北風が吹きますから、不浄な匂いなどが家の方向に向かって吹くことになりますし、また時には、匂いだけでなく雑菌などの不浄なものが、家の中に入ってくることでしょう。
まして、昔の家は現代と違って気密性の低い隙間だらけの家であり、冬は扉や窓を全部閉め切っているので、匂いが屋内にこもったりして、かなり不衛生ということになるでしょう。

「科学意識」の薄かった当時の日本人が、自分の住んでいる場(住宅)の環境的な要素に気づき始めたとしても、何ら不思議ではありません。科学意識の徐々に開けた人々が自らの劣悪な住環境に気づき、それを変えていこうとする始まりではなかったのでしょうか。

そういうような、科学的根拠に基づいた間取りの建て方が一つのノウハウとして短い言葉でまとめられ、家相として出来上がったものだと考えられます。


家相や風水の専門家は家造りのプロではありません。
その道のプロで経験も豊富かもしれませんが、そこに住む人の人生を全て知るわけでもないのに幸も不幸も判断できないと思うのです。

こういう間取りが幸せを呼ぶ、または不幸を招くと脅しめいた言い伝えが多く、「迷信」も数多く含まれます。
家相を優先するあまり、幸せを願った住まいのはずが、かえって滑稽な住まいになってしまいます。 

一方、我々建築家は、それぞれ施主様の家族構成や趣味、または敷地周辺の環境、住宅設備の知識や、生活習慣等の細かいチェックまで行い総合的に間取りを組み立てるわけです。

もちろん、その中にはこのような家相の考えに基づく思想で間取りを組み立てる部分もあるわけで、家相の導入によって一生懸命考えた間取りの邪魔をされたくないと考える建築家も少なくありません。

「家相や風水」、または、「総合的に物事を考えた建築家の意見」
どちらに重点をおいて物事を考えるか?
ここまでくれば結論を書くまでもありませんよね。

私が勧める家相との付き合い方は、間取りが完成して初めて家相に照らし合わせるという方法。
途中までは、それが家相に即しているかは深く考えずに、気に入った間取りが出来て初めて家相をチェックしてみる。
そのなかで、家相通りでない所があれば、なぜ家相で駄目なのかを調べ、その理由がどうしても外せない場合は対処法を考えてもらうというプロセスが一番上手くいくのではないかと思っています。

あくまでも、家相盤をにらめっこして間取りを組み立てない。
コレが重要なポイントだと考えています。

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Top▲ | by Ordermade-house | 2010-03-24 14:30 | 家相について | Comments(0)
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